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モンスター・サーチャー

QNK(急に何か書きたかったので)
いいのかないいのかなと思いつつ、書くのです。
……ぐちゅ、じゅぅぅ、グボっ、グボッ、ボッ――。

粘着ような下品な吸着音が教会の奥から聞こえる。
奥に行けば、修道服姿のシスターが何かにまたがって腰を振っているようにも見える。
こんな深夜に神聖な場所で男漁りか。そう思いしばらく覗くと、ふと、彼女のベールが外れた。

ジュボッ! グッボ、グッコ、ブッコ、ブッ!ブコッ!!

何も風が吹いたわけでもないし、物音を立てたわけでもない。
シスターの動きが一段と早くなるに合わせて清楚に仕立てられた神の子たる装束は激しく乱れ、腰を高く上げた瞬間にするりと脱げてしまった。
――もっとも、高く上げたものが、シスターのスラリと締まった柔らかな肌で包まれた清らな腰であればどんなによかっただろうか。

「ん、くぅ、じゅぼっ、じゅぼっじゅぼっじゅぼっ……」
そこにあったのは、白濁で濁った半透明の身体だ。
半透明な粘体にはところどころ白が散らばり、その下には乾いた男の屍体。
その屍体当然のモノに対し、一心不乱に腰を振って体液を搾り出そうとしている。
その身体もまた徐々に小さくなっては、半透明な。身体の中に収められ、球状になっていく。
スライム特有の中核内包行為――情愛を抱いた対象を取り込み、スライムとして産み直す彼らにとって最大級の愛情表現だ。
「ん、んく、ぅ♪ はぁぁ、だぁれ? 食べないから出てきて?」
気づかれたようだ。私は大人しく物陰から身を出し、敵意のない事を身体で示す。
「ホーリースライムか、こんな夜分にご苦労なことだ」

ホーリースライム。
辞典には『神に対し不徳を為した者の末路』と記載されており、教会からは忌み嫌われているモンスター筆頭だ。
実際は祝福されたスライム核を一定分量で混ぜた聖水を飲めば簡単にこの姿に変異してしまう、もちろん構成する水分は紛れも無く聖水だ。
よって余程の狂信者か好き者が試みてホーリースライムに『転生』してしまうことがザラにある。
コイツは――振り向くと眼に当たる部分に2個の十字架がプカプカと浮いている。これは十分祝福されたいいものを飲んでいると見ていいだろう。

「のぞき見なんて趣味が悪いのね」
んもう、と恥ずかしそうにするホーリースライムは、粘体である体を揺らしつつ惚気話に興じる。
「この中には神父様がいるの、私と神父様は数年前の関係だったわ。こんな体になった私を慕ってくれて、そして――」
「食われてくれた、ということか」
「そうなるのかしら? どっちみちここって地上げされるはずだったのよ」
ならば一足先に繁殖して、彼女なりの先住権を確保しようという腹だろう。
モンスターというのは存外身勝手な人種が多いが、割と憎めない。

ポコ、ポココ。
小さな水泡は次第に大きな泡となり、分裂を繰り返してホーリースライムの腹を大きくしていく。
「あぁ、生まれる、生まれちゃう。きっとこの子があの人の生まれ変わりよ!」
その膨らみが大きさを増し、臨界まで達した時――彼女の身体を構成する聖粘体の一部がもげ落ちる。
しばらく蠢いていた『それ』は次第に自我を持ち、母体の望むままの人体を模倣し始める。
「…………」
「あぁ、これよ、これ。若いわ、可愛いわ。なんて愛らしいの」
幼い顔立ちにぷっくらとした半透明な粘体。大きなぱっちりとした目が一層幼く見える。
コレも母性か、はたまた妄執故か。出来上がったばかりのスライムの可愛さに同意を求めるホーリースライムの言葉に、俺は思わず「付き合ってられん」と漏らしてしまった。

「ねぇもっと見て、せっかく沢山生まれるのだから」
「生憎だがそういう趣味はないのでな」
私は未だ大きな腹を抱え、産まれたばかりの幼年スライムを満足気に撫でるホーリースライムをよそに、早々に教会から立ち去った。
恐らく、ここは魔物の教会として繁栄を築くだろう。だが私には関係ないことだ。
教会相手では儲かるまい。

私は人呼んで『モンスター・サーチャー』
夜の教会はアヤカシが出やすいという。
近づけばきっと、アナタも魔の世界に魅入られるだろう。
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