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しろくろif2

お ま た せ

前回のお話のif3本立てです。
ちょっとした解説も入れてます。
Pixivやなろうには載せないここだけの話。だって後出しっぽくていやじょん
・VS歩道イロクイ

==
帆布中央街に敷かれた歩道に擬態したイロクイ。
タイルの色に化けるイロクイのため、自分の色を持たず、そのとき覚醒した色を拡げようとする。
今回であれば『歩道色』を広めようとしているイロクイと言える。
身体は巨大で女口調でわめく。タイルを飛ばして染め上げようとする
==

『案外弱いワネ! ホレホレ!』
タイルが当たるごとに砕け、イロクイの持つさまざまな色が付着していく。このまま染め上げられてしまえば、文字通り歩道の一部となってしまう。
『とりあえず広いところへ』と考えて翠は距離を取る。追いかけるイロクイは攻撃を仕掛けてくるが、一向に当たる気配がない。
「ここから回り込んで、後ろから攻撃を仕掛ければ……」
路地裏に入り込み、反撃の手を考える翠。だが、目の前の道は粗大ごみによって道をふさがれていた。
そして後ろには歩道イロクイ。そう、イロクイは逃げることを考えてか、追い込むように攻撃を外し、誘導していたのだ。
『オバカサンね! 食らいなさい!』
これまでのお返しとばかりに大量のタイルを翠にぶつけるイロクイ。タイルは砕け、翠の身体に白い斑点を着けていく。
最初はしのいでいたものの、大量のタイルの前に翠の服や身体、顔や髪はどんどん白く塗りつぶされ、意識も薄れはじめる。

「(これは……だめかも)」
『これでワタシの物ヨ!』
ついに真っ白に染め上げられた翠、とどめとばかりにさらにタイルがぶつけられる。
するとタイルはぶつかり、砕けることなく白く染まった身体に吸い込まれていった。
しばらくすると、染め上げられ、打ちのめされた翠の身体から新しいタイルが身体に沿って浮かび始める。
「(だ、め。消えちゃう、身体がタイルになって、無くなってしまう……)」
命を吸い取ってタイルを生成するかのように次々と生えていき、そして全てのタイルが浮かびきった時、そこにあるのは翠の形をしたタイルの塊だった。
『早速取リコムワ! でも細カイノガ邪魔ネ!』
「(えっ?)」
歩道イロクイは髪の先端などの中途半端な部分を弾き壊し、翠の形をしたタイルを身体を回し、取りこんでいく。
「(やだ、やだぁ!!)」
タイルの塊はミシミシ、と音がしたと思うとすぐに粉々に砕け、イロクイの身体を構成する部品の一部となった。

翠が戻れるかはもう解らないだろう。
歩道イロクイは満足げに次の獲物を探しに行った。


・VS道路イロクイ
==
『アスファルト色』のイロクイ。
歩道イロクイよりも大きく、巨大な一反木綿と表して違いないサイズを誇る。
普段は道に擬態し、踏みつけた相手を道路と同じ色に変えてアスファルト像に変える。
たまに転がっては像を押しつぶし、自分の一部にする。
==

『ヌゥオオオオオ!! ミナギルー!!』
パワーアップした道路イロクイが一反木綿のような巨体を這いずり、2人を押しつぶすかのようにのしかかっていく。
翠がとっさに黒色を拡げて防ぐが、手に酷く重たい感触が走る。
「お、重たい……」
「しっかりするのーね!」
「そう言ってもこいつ、重たくて……」
「なら、城奈の力で何とかしてみせるの!」
そういうや翠に力を注ぎ始める城奈。しかし翠はさらに苦悶の表情を浮かべ、ついには『痛い、痛い』と言い始めた。
「あわわ、どうしたのーね、このままじゃ潰されてしまうのね」
「お前、それ、痛くなるって……」
「あ――」
次の瞬間、さらにパワーアップしたイロクイにより、2人は押しつぶされてしまった。

道路イロクイによって平べったく潰された2人はアスファルトの色と一体化し、無様に押し広げられた2人の下着は、道のシミのようにとどまり、イロクイと一つになった。
「(お、おひつぶされちゃったのね……v)」
「(こいつ、ぶん殴ってやりたかったなぁ……)」

2人は思い思いのことを考えながら、道路イロクイとともに次の獲物を待つ存在となった。


・標識イロクイ
==
犠牲者を操る『群体型イロクイ』。
犠牲者はイロクイと同じ姿になり、本体であるイロクイに操られる。
能力は単体だと低いものの、共通した強さを持っているため群れると非常に強敵。
==

城奈も追いかけるが、その行く手を阻むように『助けて』『ペット連れ注意』『ダイエット中』と書かれた奇妙な道路標識が立ちふさがる。
そのどれもが標識イロクイによって姿を変えられた人々だった。
その一本にかかれた顔が『ニヤリ』と笑う。おそらくこれがイロクイの本体なのだろう。

「追いかけるならここしかないのね、強行突破なのね!」
しかし城奈は大切なことを見落としていた。
翠はイロクイが嫌う色を持っているからこそこの場を通過できたのであり、特に嫌っていない色を持つ城奈が飛び込むには、かえって都合のいい話だった。
見る間に城奈は標識にとって取り囲まれ、そのうちの1本が前に出てくる。パイプがもう一本の標識を巻き付けるかのように持ち、城奈に見せつける。
「なにをするつも――あっ」
放たれたのは青い光。光を浴びた城奈の全身は瞬く間に固まり、驚いた表情のまま後ろに倒れ込んでしまった。
標識イロクイはその様子を見るや、もう一本――注意を促す黄色い標識を取り出す。その標識を城奈に押しつける始めると、城奈の身体は標識サイズに縮んでいき、ぴったりと張り付いていく。
「(と、取りこまれていくのね! 出られなくなっちゃうのね!)」
どんどん小さくなり、標識にぴったりなグラフィティにまで小さくなる城奈。さらに身体が標識に張り付き、猛烈な勢いで吸い付けられていくと、身体も徐々に自分の色である赤色に染まっていく。
「(や、やめるのーね、しろな、つぶれる――)」
手で止めようと抵抗するもむなしく、城奈の身体は完全に平面化し、標識を彩る赤色のグラフィティと化した。
下部には『この先、行き止まりなのね!』と文字が浮きだし、手で止めようとしている構図は、城奈の思惑とは全く違う物に仕上がった。

こうして出来上がった城奈だった標識はイロクイによって操られ、新たな犠牲者を探してさまよう。
どこかの道ばたに佇み、犠牲者の動きを止めて新たな犠牲者を生み出す標識として生まれ変わったのだ。
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