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【謹賀新年】メディナが新年のあいさつをするようです

謹賀新年。

今年もよろしくお願いします。 
時系列的にhttp://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4731838のあとらへんです。
―――
――


目を覚ますと、そこは広いリビングだった。
どうやら後ろから殴られた後、何故かこの部屋に連れてこられたようだ。

フローリングに明るい照明、きれいなキッチンにテーブル。奇妙な機械音。
そしてテーブルの上には重箱。その中には――人間の形をした食べ物らしい何かや、餅巾着や人っぽい椎茸などが入っている。
数が不揃いなのはつまみ食いのせいか。

「あぁ、起きやがりましたね汚い人間。ハッピーニューイヤーですの」
緑髪のロングウェーブに褐色肌の少女は割烹着を着たまま、酷く失礼なあいさつを投げかけてくる。
そうだ、確か後ろを振り返った時、この少女の姿がふと見えたのだ。

「ここはメディナの隠れ家ですの。新年ついでに作りすぎたおせちを食って感想を言えですの」
どうやらおせちの処分に困って拉致されたようだ。参った、新年早々運がない。

ところで、この妙な機械音は何だろうか。
そう訪ねると、メディナは嬉々として時空を裂き、音の正体を出した。
それは巨大な餅つき器だった。中ではふっくらとした餅がこねられ、超高速で回転してはこねられている――が、何か妙な物を感じる。
ふと、人間の顔が見えたような……。

『たすけて!』
いや、何か聞こえた。
『助けて、まだ食べられたくないの!』『こんなゲテモノ食べたくないって言ったら放り込まれたの、誰でもいいから助けて!』
戦慄が走った。まさか、この中に入ってるのは――。

「ちゃんと感想が言えたらこのお餅を振る舞うですの。砂糖でもあんころでも何でも作ってやるですの。ただし……」
「逃げたり『まずい』と言ったらこの中に放り込んで餅にして食ってやるですの。メディナの料理は全部おいしい、ですの」

狂っている、この少女は間違いなく狂っている。
こうなると重箱の中に並ぶ食べ物は間違いなく元人間だろう。
これを食べるか、食べなければ餅にされてしまう。


「無事に新年を迎えられるかはメディナの機嫌次第ですの。さ、食べて今年もよろしくするですの」
にっこりとほほえむ割烹着姿の少女。それは恐ろしくもあり、年ごろの少女が見せる期待の笑みそのものだった。
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